鉱泉小屋のような川茶屋、「たぬきや」でくつろぐ 2010年5月4日
鉄橋を渡る車窓から見えた、河川敷のトタン屋根の平屋に急ぐ。渡し場の跡の碑を横目に、堤を降りる。
対岸は京王閣。つげ義春「無能の人」の主人公が競輪に集まる人を当て込んで、石屋を出店するあたりか。
たぬきやのある川崎側にも桜並木があったりして憩いの場だったという。今は桜並木もなく、この店一件きりだ。
魚釣りや船遊びをする趣味は耳垢ほどもないので、陽も高いうちからホッピーをいただく

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おでん、煮込み、焼きとん、いろんな定食もアリ。立派なしっぽの持ち主はというと……

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そういえば稲田堤には、鉱泉もあった。やはり、つげ義春「日の戯れ」で紹介されている「天徳鉱泉」だ。
この鉱泉でつぶやく主人公、「年寄りばかりで養老院みたいだな 姥捨て山にでも行くか… もういいんだ なにもかも…」
残念なことに、鉱泉はやっておらず、接骨院になっているらしい

by masashiw2 | 2010-05-06 21:58 | 旅の空 | Comments(10)
Commented by ken_kisaragi at 2010-05-06 22:23
つげ義春、ジョージ秋山、水木しげる
・・・最近は深泥丘奇談の綾辻 行人 でしょうか!
三枚目、淋しく見えそうですけど、至福でもある。
帽子の被り方が少年感じますね。
<たぬきや>気持ちよさそうな所とお見受け致しました。
Commented by masashiw2 at 2010-05-06 22:41
親爺さん、「大場電機鍍金工業所」の小年工だったかもしれませんね。
さっきテレビで「草食系でなにが悪い」という無為な討論番組をやっていましたが、
競争力がなくなる社会では、平日でもこの河原に人があふれていくのでしょうね。
つげさんは、調布に住んで水木さんのアシスタントをやりながら、
傑作を発表していきました。足跡をたどってみるの一興です。
Commented by kitchen-kokoro at 2010-05-07 00:07
むむむ…すごいですね。趣味人もこの域まで来ると芸術です。
Commented by masashiw2 at 2010-05-07 01:02
老人ばかりで何か病気でないと肩身の狭いような鉱泉の休憩広間、
手に包帯を巻いて、腱鞘炎を気取ってみることに。
競輪場の車券売場でバイトしている奥さんにその包帯を目印に手を握ってもらう……
というストーリーです。だれか映画にしてほしいと常々思っています。
多摩川では何か大きな魚が釣れるみたいです。旦那さん、どうですか?
Commented by uturohimoyou at 2010-05-07 15:58 x
こんにちは。 河川敷のトタン小屋 との印象からすると メニューも数種類有り、テーブル席も広いですね。
もっと寂れた建物かと想像していました。 草堤の階段、おじさんの後ろ姿 いいですね。
Commented by masashiw2 at 2010-05-07 22:17
この日は陽気が良かったから、呑気な感じでした。
おばちゃんは電話の声で予想されるとおりの優しいかたでした。
冬もやっているので、常連さんがしっかり支持している店なのだろうと思いました。
防寒用の猫ちぐらもありましたので、冬はがまんの時期なのかも知れませんね。
暖かい時期、また訪れてみたいと思います。
Commented by zatsuzatsu at 2010-05-08 21:55
こんばんはー。
あたたかい時間が流れていて素敵ですね。一枚目好きです!
Commented by masashiw2 at 2010-05-08 22:22
この石段も墓石みたいです。この堤には桜並木があったのですが、
現在は交通量の多い、歩行者には辛い車道になっています。
河川敷に降りると、かなりほっとしますね。

赤い鳥居、面白かったです。奉・奉・奉・奉・奉・奉……、
zatsuzatsuさんもアップ期待たてまつります・たてまつります……!
Commented by kitchen-kokoro at 2010-05-11 13:11
masashiwのたてまつりっぷり、ラーブ!
Commented by masashiw2 at 2010-05-11 14:53
同語反復といえば、NHKドラマ「ハゲタカ」、買い叩く・買い叩く・買い叩く……でしょう。
大森南朋を見ると、たとえそれが武市半平太であっても頭から離れません。
また飲みましょう。最近、ハモニカのてっちゃんがお気に入りです。
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