虫干し 池内紀「温泉 湯の神の里をめぐる」
池内紀の温泉本が好きだ。「温泉 湯の神の里をめぐる」(白水社刊 四六判変形フランス装・函入 吉岡実装幀)
〈日本風景論〉の5巻目。このシリーズのラインアップは——
飯島耕一《港町》 中井英夫《墓地》 澁澤龍彦《城》 塚本邦雄《半島》
赤江瀑《海峡》 岡谷公二《島》 皆川博子《壁》 井出孫六《峠》——と、まこと興味深い
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なんと美しい版面。三秀舎印刷↓
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by masashiw2 | 2007-05-20 10:27 | かわうその祭 | Comments(4)
Commented by 703号 at 2007-05-20 13:37 x
栃尾又に四日間…
池内さんはどの季節に滞在なさったのでしょう。
今の季節は最高ですね。

つい本文を読んでしまいました。
Commented by masashiw2 at 2007-05-20 18:03 x
「……地の底に向かうような長い通路だった。……その通路を下っていくと、気のせいか一歩ごとに微妙に空間が変化していくかのようだった。……地上の時間と因果律とは、すっぽりと脱落している。」(『影の国』)
Commented by 703号 at 2007-05-20 23:44 x
湯之谷村(現:魚沼市)の道をバスで栃尾又に向かうと、パタパタと料金表がめくれるたびに今までの時間と因果律が脱落していくのです…。
Commented by masashiw2 at 2007-05-23 08:56 x
池内紀さんの温泉本は続々紹介いたします。乞うご期待
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