カテゴリ:奇譚( 63 )
ロープウェイの廃墟駅に寄り道 2016日4月23日
奥多摩周遊道路料金所跡あたり、北から湖を横断している赤さびた索道が眼に止まる。
対岸の川野集落[川野駅]から、料金所裏手[三頭山口駅]まで、わずか600mの“水平”索道・奥多摩ロープウェイ。
奥多摩湖が造られたのが1957年。ロープウェイは東京五輪を2年後に控えた1962年1月に営業開始。
折しも高度成長期。高度を稼がず、水平に湖を渡るだけでも観光の目玉となる──思えばいい時代だったのかも。
早くも飽きられたのは仕方がないか。1966年12月営業休止。そのまま朽ち果てている

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そこそこ湖が開けていて、なんだか加減のいい開放感なんだな



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なにかしら思いを乗せて運んでくれそうなのりもの。対岸の駅にも、同じ仕様のものがあるという



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ちなみに奥多摩周遊道路の開通は1973年4月。もろもろの趨勢を思いながら、急坂を下りて、快適な走路へ戻る。
廃墟モードから一転、新緑の中を鯉のぼり泳ぐ小菅へ

by masashiw2 | 2016-04-26 19:14 | 奇譚 | Trackback | Comments(2)
年頭恒例のおみくじの件 2016年1月13日
毎年示唆に富んだ(?)おみくじをちょうだいしている東伏見稲荷。
自転車用のお守りと破魔矢、福豆をいただいてから、おごそかな心持ちで筒を振る。
昨年は「凶末吉」を引いてしまい、気色が悪かったので、三日後にあらためて詣でて「平(へい)」を引き直した。
今年もまたまたビミョーなおみくじを引き当てた。

「吉凶相交(きちきょうあいまじる)」
──これは始(はじめ)に人に疑はるゝことあるの象(かたち)なれば眞心をつくして、
其のうたがひを晴さゞれば、みに禍(わざはひ)をうくることあり。わがつゝしみ第一のうらかたなり。──
「病気→あやうき方、養生を第一にしんじんすべし」とか、「しょうぶごと→かつべし」とか、
で、「あきなひ→」の項目なしって、お稲荷さんなのに・・・

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by masashiw2 | 2016-01-15 22:07 | 奇譚 | Trackback | Comments(0)
台風一過・玉川上水を行く 2014年8月11日
何の加減かわからないが、たまに自分の足で走りたくなることがある。
台風一過のこの日、週末は閉じ込められたかのようだったのでなんとはなしの開放感。
炎天下だったが、風はそれなりに爽やかだったので10kmジョグに出かけた

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玉川上水を西進して小平の喜平町あたりで折り返して戻ってくるとだいたい10km。自転車と違って、風がなくなると辛いし、
惰性で流すということができない。往路半ばで後悔し始めたが、なんとか折り返し地点まで……。
気分を紛らわせるためにカメラを持ってきておいてよかった。

この日はクロアゲハが4匹も羽化した。風がユルくなるまで待ってくれず、玉川上水の鬼胡桃の茂みの中に消えて行った。
蝶というものは霊魂かもしれないという考えがあるらしく、
死者の魂が親しかった人のもとにやってくる話がハーンの『怪談』にもあったり。
先月、山梨の大峠へ漕いだ際、林道の水たまりにたくさんのミヤマカラスアゲハが群れていた。
遠慮して横に避けて漕いでいくと、挨拶をするように、群れながらこちらに向かって来た。
何をしたいというわけでもなく、あたりを漂うように飛んでいる。
身を投げ出して、空気に受け止めてもらうような格好でフワフワと。
そんなちょっぴり幻のようなことが、この時は何回か異なる場所であったのだが、うまく写真に撮れず終い。
以来、大きな黒い蝶には神秘性を感じながら放蝶を眺めている

by masashiw2 | 2014-08-12 22:22 | 奇譚 | Trackback | Comments(0)
阿佐ヶ谷にも立ち寄って 2014年5月31日
西荻窪に出かけた日、阿佐ヶ谷にも立ち寄っている。
リフォームを設計してもらった石井大吾さんが、さる写真家の写真展を展示構成したという。
佐々木知子写真展「残る日々」 於阿佐谷北・器とカフェ「ひねもすのたり」 この日が最終日。品のいい展示であることだなぁ。
で、せっかくなので、ちょっとその辺りを散策

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右の青い建物(時計があるのがフシギ)の賃貸物件にある知り合いがかつて住んでいて、
その知り合いとはつながりのない別の知り合いが左の黄色い賃貸物件に住んでいたことがあるという



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その他にもいろいろな知り合いが住んでいた阿佐ヶ谷界隈。かくいう私も30年ほど前、駅の南側だったが住んでいたことがある。
先月、機会があって、かつて住んでいたあたりを見に行ったのだが、右も左もまったくわからなくなっていた……

by masashiw2 | 2014-06-03 22:59 | 奇譚 | Trackback | Comments(0)
龍を見た 2013年10月9日
糸魚川に10月の真夏日をもたらした台風24号。
その台風一過とやらで、こちら多摩の夕焼けにも、いい色が出るかとちょっと期待していた。
はたして、強風の中、みごとな夕焼けのみならず、田無方面の空には龍のごとき雲まで見ることができた

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このところ、ちょっと根(こん)を詰めてきたので、疲れた。今日で一段落……のはず。骨盤の痛みも減ってきた。
イエノモノが最近のブログの記事はマンネリでつまらないと申します。峠道とか、近場の旅とか、屋上の空とか……


by masashiw2 | 2013-10-09 23:04 | 奇譚 | Trackback | Comments(0)
隠れ里・犬目宿へ 2013年5月26日
つげ義春が甲斐路を旅した折、迷い込んでしまった夢のような宿場町が犬目(いぬめ)宿。
1969年に上野原から鶴川の支流・仲間川を車でさかのぼって、寂しい山中に分け入ったそうな。
陽の落ちる直前、犬目宿とおぼしきあたりで、へんぴな山中でも質素ながら活き活きと暮らしている人びとを目撃する。
一瞬で通り過ぎてしまったが、朔太郎の「猫町」を好んで読んでいたつげは強い既視感に襲われる。
白昼夢とも幻想ともつかず桃源郷に迷い込んでしまった僥倖。そんな繊細な心持ちが「貧困旅行記」の「猫町紀行」に綴られている。
“猫町”を発見したつげは数年後に再訪をもくろむが、道に迷って結局果たせなかった。
1970年に大火事があって、宿のゆかしい景観はすでに失われてしまったという。

私にとっては名前を聞いていながら、ずっと行きそびれていた犬目宿。猿橋から国道20号で鳥沢へ、そこから少しで旧道=県道30号に入る。
県道30号への入り口はモルタル舗装、一瞬15%はあるかも。中央道をくぐると10%越えの急登があたりまえのように続く。
地図を見ると、道は等高線に直角に挑んでいる。これって生活道路というよりは峠道。
家から松姫峠を越えてすでに110kmを漕いできた脚にはキツすぎる。隠れ里に至るにはこれくらいの試練が必要なのだろうか……

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さらに(坂は)続く……


by masashiw2 | 2013-05-29 22:32 | 奇譚 | Trackback | Comments(0)
西荻窪・書斎界隈を漂う 2013年3月3日
私がこの街に住んでいたのが16年も前。その当時から窓から蔵書が見える書斎が残っていた。さる文芸評論家の書斎だったそうで、
もうかれこれ30年以上も前に亡くなっていた。ここには70年代の空気が閉じ込められているのかもしれない

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西荻窪、ご高覧有り難うございました


by masashiw2 | 2013-03-06 22:53 | 奇譚 | Trackback | Comments(2)
突然ですが、今朝ほどの金環食 2012年5月21日
せっかくだから、今日アップしておかないともったいない。次回は300年後とか。
今朝はちょっと早起きして、やり残していた仕事をしていた。5時にNHK総合をつけると、上條アナがすでにハイテンション。
なんだかそわそわしてきた。6時過ぎには仕事に身が入らず、見逃すまいとカメラを持って表に出た。
他に用意したのは、リバーサルフィルムの切れっぱしとハレパネ

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今、BSで金環日食の特別番組。語りはヨンさま。ゲストは天文台教授の渡部潤一センセ(なんとなく名前がエロい)


by masashiw2 | 2012-05-21 22:36 | 奇譚 | Trackback | Comments(2)
旧関前村・白熊もいる! 2011年12月9日
イエノモノがバスで三鷹に行く途中に、白熊を見たという。五日市街道にある、はく製屋さんに2頭いるらしい。
武田百合子「遊覧日記」に、巡回するはく製屋さんの話が出てくる(「浅草蚤の市」)。六区の空き地に天幕が張られ、
古着や骨董に混じっていろいろなケモノのはく製が売られていたらしい。なかでもひときわ大きいはく製が白熊。
このはく製市の白熊、1985年に鬼海弘雄が浅草で(「東京迷路」)、桑原甲子雄が世田谷で(「東京1934〜1993」)
撮影している。白熊のはく製と聞いて、まずこのはく製の巡回市を思いだした。
確かめに五日市街道脇のはく製屋さんに行ってみると、たしかに2頭の白熊が……!
立っているほうの白熊はこころなしか、桑原甲子雄撮影の白熊に似ていた。あてどない旅を続けて、このお店でひととき休息しているのかも……

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★★★more〜月食もあったりで……★★★
by masashiw2 | 2011-12-11 01:38 | 奇譚 | Trackback | Comments(2)
新宿酉の市に驚く 2011年11月26日
花園神社・酉の市に初見参。田舎者としては、とにかく人の多さにびっくり。で、なにに惹き込まれるかというかと、見世物小屋。
気がついてみると、小屋の中にひき込まれてしまっていた。箱抜けの術やら原始的イリュージョンに始まって、
ロウソクの灯火を食べたり、大蛇を抱いたり、小蛇を食べたり…… 白塗りキャラ奮闘する暗黒世界。
幼少のころに体験したなら、おそらくは忘れがたい記憶になっていたかと。
しかし、「親の因果が子に移り……」なんて口上は、世知辛いこの時勢ではありえないみたいで……。
いまや絶滅寸前、競争相手はおらず、ひとつひとつの芸はナイーブさが際立って、ある種、叙情さえたたえていた……

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by masashiw2 | 2011-11-30 23:47 | 奇譚 | Trackback | Comments(6)