郡上八幡、ずっと気になっていた街 2009年8月9日
須田一政が郡上八幡で撮影した写真で、忘れられない作品がある。
学生服店の屋根の上に男の子をかたどった看板、空のなかにポツリ。
風雪に耐えてきた表情を読み取ることは難しいが、なにやら微笑んでいるようではある。
郡上八幡と言えば、この錆びついた不思議な坊やと抜けるような青空が真っ先に浮かんでくる。
さすがにその看板は今はあるまいと思うが、気がつくと古い洋品店やら帽子屋やらを探していた

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掃き清められた美しい街、撮り歩きも背筋が伸びました。明日は郡上八幡フィナーレ・「新橋飛び込み」をお届けします




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左が看板の坊やの写真。写真集「風姿花伝」に納められたものはカメラ毎日初出時よりもディテールがわかりやすい。
右の女学生の写真も郡上八幡。宗祇水あたりの小駄良川に面する街並。このあたりは今とかわらない

by masashiw2 | 2009-08-14 00:48 | 旅の空 | Comments(4)
Commented by uturohimoyou at 2009-08-14 20:56 x
こんばんは。

軽トラの荷台から顔を出す少年、ボーシの宮田の看板、和田工事店の手形は看板代わり?
淡々とした郡上八幡の落着いた日常が綴られていますね。

須田一政は植田正治と共に好きな作家です。「風姿花伝」は名作ですね。
Commented by masashiw2 at 2009-08-14 22:12
このボーシ屋さんの近辺、学生服屋さんもありました。
かなり、におうなぁと思いました。街が須田調です。
ぜひ、uturohiさんに撮っていただきたい街だと思います。
Commented by monopod at 2009-08-15 01:08
3枚目、見ていたら切なくなりました。
羽目板張りの安普請にブリキに手書きされた町内案内板、
僕の住んでいた下町と同じなんですよ、時が止まっているのですね。
Commented by masashiw2 at 2009-08-15 09:08
たしかに、このブリキ地図がこしらえられた時から、
あまり新陳代謝がないのかも知れませんね。お数珠が面白い。
しかし、意外と東京にもけっこうあると感じています。
代々木のドコモビルの近くにもありましたから。
気がついたら、とりあえず押さえておくことにしています。
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