手前味噌「東京変奏曲」
最近の装幀の仕事から──。

木下 修写真集「東京変奏曲」写真・文:木下 修
A5判 / 184ページ / 並製 定価2800円+税 ISBN978-4-7791-1813-5 C0072 2012年8月 彩流社

カバー写真:木下 修 タイトル書体:DS tomorrow walk + 筑紫丸ゴシックファミリー

人間が意志をもって自然に手を加え、作り出した都市の中にも、自然が色濃く影を落とす。
絶えず現れては消え、鮮やかに変身する絵画のような街の造形物を撮ってみた……
変貌する都市、3600日の撮り歩き。

異彩あふれる街の意匠…… 渾然一体の路地…… 昭和の残映漂う看板…… 
光と影の空間の道…… 異景を創る分岐…… 宙を描く蜘蛛の糸の電線…… 
進化していく東京の空…… 全カラー写真(ほぼフジクローム)152点。

ちょっと前に手がけた散歩写真集というのがこの本。木下さんはお勤めを辞した後、
都市のマチエールの採取に精魂を傾けた。下町の侘び“錆”、ビル街の生理、路傍のオブジェの息づかい……
拙ブログをご覧いただいているかたがたにはぜひとも手に取っていただきたく!!

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by masashiw2 | 2012-09-10 22:49 | かわうその祭 | Comments(4)
Commented by monopod at 2012-09-11 04:22
装丁がお仕事なんですね、羨ましい(^^)
昔DTPをやっていた頃、本好きだったので装丁に憧れたことがあります。
いいなぁ〜〜
Commented by uturohimoyou at 2012-09-11 11:56
面白そうな写真ですね、興味があります。 ぜひ拝見させていただきます。
Commented by masashiw2 at 2012-09-11 12:31
monoさま そうなんですよ。装丁が仕事。毎日毎日、本ばかりデザインしております。
あ、製本屋さんじゃないですよ。
Commented by masashiw2 at 2012-09-11 12:32
uturohiさま 木下さんはContax GI & II の名手。撮りためた膨大なポジの中から
152点をセレクトされました。タテ位置・ほぼノートリ・10セクション+随想の構成です。
私は日々、「うつろいゆく日々に」で眼を鍛えているので、楽しい仕事でした。
通常の製版とは違って、フェアドット印刷という、階調が滑らかな方法を採用。
ぜひご覧いただき、感想お聞かせいただけるとさいわいです。
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