手前味噌 萩野矢慶記写真集「街にあふれた子どもの遊び」
最近の装幀の仕事から── って、久しぶりのお披露目ですが……(今回は本文デザインも)

「街にあふれた子どもの遊び」萩野矢慶記(はぎのや・けいき)[写真・文]本日見本出来。
B5判変形・並製本 / 136ページ / モノクロ・ダブルトーン150点 / 定価2500円+税 ISBN978-4-7791-2186-9 C0072
2015年11月 彩流社

紹介文から──
こんな顔の子どもたちがいたのか! 
メンコ遊び、コマ回し、馬とび、ゴムとび、泥んこ遊び…

ガキ大将の統率のもと、懸命に遊ぶ子ら。
危険もかえりみず廃品を遊具に想像力を発揮して遊んだ時代。

こうした遊びに魅せられ、1978年から子ども本来の「遊び」を
撮り続け、
次第に遊びが消滅に向かう過程をも撮った
作品150点を満載。 併せて子どもの成育に問題提起を促す──

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通称“十円小僧”。団地ともおチックな少年。ガンダム人気にもあやかりたい


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砂場の雑菌にも強かった


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神社の境内、木登り三昧


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驚異的な身体能力とか


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ネコ写真も少々


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最後の子ども写真だなんて言わないで


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こちらが前作(絶版)。トレペのカバー。背開き製本という逸品


萩野矢さんは1938年生まれ。1983年、サラリーマンから写真家に転身。
子どもや海外の紀行写真をライフワークに撮影を続けている。
今回の写真集は1994年に大修館書店出版された「街から消えた子どもの遊び」を、20年を経た現在にたって編み直したもの。
時代は80年代前後、東京の下町の子どもたちの創意に満ちた遊びを活写。
切り撮られた作品は背景を単純化して、子どもたちの屈託のない表情をシンプルに提示している。
写真原稿は手焼きのモノクロプリント、前作の作品に未発表の作品を加え、150枚に厳選してふたたび作品集に──!

カバー・表紙・本文を通じて、硬調のスミ版を女神スーパーブラックで引き締め、
軟調の別色のグレーは、柔らかい印象を醸すようにして、現物のモノクロプリントにより近づく仕上がりになりました。

フォントは筑紫丸ゴシックファミリー+筑紫オールド明朝
ぜひお手にとってご覧ください!

他にも、装幀をした本がたまっていますので、ぼちぼちとご紹介を……

by masashiw2 | 2015-11-17 17:15 | かわうその祭 | Trackback | Comments(2)
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Commented by コマ回しマスター at 2016-01-19 17:27 x
写真集、拝見しました。幼少時代、誰に教えられることもなくメンコ、コマ、三角ベースなど遊びに明け暮れたガキンチョ代表として、このような心が躍動する写真集を発行してくださったことに心から感謝いたします。「はじめに」のメッセージには心打たれました。微力ながら、今のガキンチョに紙ヒコーキやコマを伝えて一緒に遊んでいますが、子どもから「遊び」←(※大人が買い与えるゲームのような商業娯楽は遊びと言いたくありません)を奪ってはいけないと強く感じています。何やら最近の親は、遊ばなくてもスポーツさえしていればOKという風潮で、とっても残念に思います。でも、萩野矢慶記さんのようなガキンチョ心を忘れない大人がいるってこと、とっても嬉しく思いました!
Commented by masashiw2 at 2016-01-22 12:29
ご覧いただき有り難うございました。
たしかに子どもの遊びの内容はすっかり変わってしまいましたね。
このような写真集に残せたことはよかったと思います。
時代は変わっても子どもの目の輝きは変わらないと信じたいです。
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