犬切峠、寂しいみち 2021年8月22日
犬切峠や一之瀬高原は、今まで行こうと思えば、大菩薩ラインからいつでも寄り道できたはず。
林道竹森線泉水横手山林道など興味津々でトレースしたわりに、犬切方面にはずっと食指が動かなかった。

犬(猟犬?)が放し飼いになっているなどの情報が複数のブログで報告されており、なんとなく遠慮していた。
一之瀬高原あたりで目撃されているようで、しつこく吠えかかってくるらしい。そのような事態には極力遭遇したくない。

現在、花魁淵から一之瀬高原に至る道が崩落で通行止になっており、
犬切峠から一之瀬高原に至るには、落合橋からの道しか通行できなくなっている。
放し飼いされている犬が一之瀬高原にとどまって犬切峠に上がって来ないように祈りながら、
落合橋で大菩薩ラインと別れて高橋川沿いの道を犬切峠へと進む

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寂しいところ。夜は真っ暗だろう。勾配は緩めで峠に続いている


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鶏冠(けいかん)神社のサワラ(鳥居の左)は天然記念物らしいが、なんだか寂れてしまっている


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どこからか犬の鳴き声がしたあと銃声らしきものが聞こえた(イヤだなぁ、後悔した)。
そのあと犬の鳴き声は聞こえなくなった。クルマの往来はそれなりにあるが自転車はナシ

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新犬切峠に着く。まっすぐ行くと林道一ノ(之)瀬線、作場平から一之瀬高原へ続く


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@新犬切峠、上の写真の道標。まっすぐ降りていくと多分、犬に追われる。銃による鹿の駆除もしているとあった


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新犬切峠からまっすぐ行かずにモルタル林道に右折して、犬切峠と思しき鞍部。道標なく判然としない


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峠近辺に東京都の「犬切発煙所」という施設があるらしい。人工的に雨を降らせる仕掛けという。
雨粒の核になる化学物質を燃焼して送風機で噴射させるそうな。新しい発煙所を新設するとあった(工事は11月3日まで)

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来た道を降りる。クルマの往来も依然それなり。クルマが消えると聞えるのは小鳥のさえずりのみ


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犬切の由来に関して、次のような伝承があるらしい
──一之瀬の忠兵衛という男が峠で狼と思しきものに襲われて脇差で切りつけたところ、尾が見つかった

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以来、狼は現れなくなったと。──250年以上前の話らしい。次回、丹波山から奥多摩へ、つづく

by masashiw2 | 2021-08-25 01:30 | 峠道 | Comments(0)
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